RACING SIDECAR

Sidecarレースレポート

 上記イメージ画像右側がフロント、すなわち画像右側に進行します。
前輪上部にドライバーが操作するステアリングバーを備え、その後方同軸ラインに後輪が配置、その後輪直前に2輪用1100cc4サイクルエンジンを搭載する。
エキゾーストマフラーは前輪側に向けられ配置し、その上部カウリング内部にドライバーシートがあり、ドライバーはエキゾーストを膝で跨ぐ様に着座する。
この"膝"で跨ぐ事からレーシングサイドカーは通称"ニーラー"とも呼ばれる。
 サイドカーはパッセンジャーとのバランスにより車体を安定させ走行するが、そのパッセンジャーシートは画像上部に描かれている様に、本車側からオフセットされたサイドタイヤにとの後部に配置される。
パッセンジャーは1本のバーを軸に、本車側からサイドタイヤ側へとコーナーに合わせ移動し、且つコーナーの大きさにより発生する「横G」移動量を考える。
ドライバーはそのパッセンジャーの移動とバランシングを信頼してアクセルを空けタイムアップにつなげていく。

 この様に、無線等コンタクト手段など持たない中で、いかにマシンを速く走らせるかはお互いが「暗黙の了解」という感性が重要な位置を占め、他のモータースポーツでは類を見ないチームワークがレーシングサイドカーの醍醐味である。


マシンスペック 
byTeamOZEKI/F1

シャシー  LCR アルミモノコック
エンジン  スズキ GSX−1100R改 (1200cc 約180馬力)
タ イ ヤ  FRONT : ADVAN 210/515-13インチ   / ヨコハマ タイヤ
 REAR  : ADVAN 250/525-14インチ  / ヨコハマ タイヤ
 SIDE   : ADVAN 240/515-13インチ  / ヨコハマ タイヤ
サスペンション   FRONT : スイングアクスル・カンチレバー式 / NIKO 製 
 REAR  : トレーディングアクスル式/ NIKO 製 
 SIDE   : リジット/ NIKO 製 

JRSA(サイドカー)公式HP

HOME